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Choisir

JUL 1, 2o2o
Choisir

”選択すること”(仏)


去年と一昨年、パリへ行った時に足を伸ばした、郊外のアンジェのレストランで頂いた料理の写真。

ここはRestaurant Oséという、食材にとてもこだわったレストラン。
野菜がふんだんに使われていて、お野菜を使ったデザートなど独創的なメニューで、
一昨年初めて連れていっていただいた時も、大満足!だったのですが、また翌年も渡欧することになり、再度アンジェへ。
場所が移転して広くなったタイミングで、お邪魔出来ました。
どんなメニューで、どんな食材で、という詳細はすぐに忘れてしまいますが、笑
美味しかったという感情、お店の人の笑顔や店内の風景など、映画の1シーンのように覚えていることが多いです。

2回とも連れて行ってくださったのは、アーティストSachiko Moritaさん。
かなり昔のことですが、よくチェックしていたお店のココで彼女の写真を観て以来、その作品がずっと頭から離れず、
2018年度のフランスでの仕事が決まった時、この方の作品を直接観たいと思ってやりとりしているうちに、
住んでいらっしゃる街までTGVに乗っていくことになったというご縁です。

最初に彼女の写真を見て、素敵だな…と感じて記憶に焼き付いていた時から、
多分10年以上は経ってるんじゃないかと思います。
その間、彼女の活動の情報は全く知らなくて、数年前、ひょんなことからSNSのアカウントにたどり着いて、
フォローさせてもらっていました。
そこでフランス内で展示をされているのを見ていたりしたので、自分がフランスへ行くことになった時に思い切って、
展示会をどちらかでされていないかを尋ねたのがきっかけです。

そして、また行けたらいいなぁ、とは思っていましたが、本当に2回もアトリエへお邪魔出来るなんて。
そんな気持ちでこの食事を美味しく頂いたので、より一層美味しかった記憶があります。
彼女がとてもきさくだったのと、運良くお互いの仕事のスケジュールが調整出来たのは幸運でした。
でも、きっとその都度に、そちらへ導かれる「選択」が出来ていたんだろうと思います。

私の選択の基準は、とにかくそれが「楽しいかどうか」です。
もちろん、その基準に至るまでは、誰かのことを案じてだったり、気を遣ってだったり、
基準が”自分”ではなく”誰か”だった時期がありました。
多分、誰でも「誰かのために」という気持ちがあると思います。
日本では特に、そういうことが美徳になったりします。
もちろん、思い遣ることはとっても大事だと思っていますし、そういう行動をしたいと思いますが、
まずは「自分」がどう思うか、どう感じるか、が先なような気がします。
自分は気持ちが安定していないのに、誰かのことを思い遣る余裕は生まれない気がするのです。

この時私は、10年ほどぶりに、あの感動した写真のアーティストのSNSに出会えたことにワクワクしました。
SNSに上がっている写真を観て、素敵だなあとドキドキしました。
自分がフランスに行くタイミングで展示会とかあってないかしら??
直接作品を観る機会がないかしら??とウキウキしました。
ぶしつけだったかもしれませんが、その気持ちがあって直接彼女に問い合わせをすることになったのです。
そして、アトリエでたくさん作品を拝見させていただき、念願の彼女の作品を購入させていただきました。
1回目と2回目と、同じくらいのサイズの小さな作品を求めることが出来たので、
対にして飾ろうと、フレームを今も吟味中です。せっかくだから、作品にぴったりなフレームを選びたい。
(ここもまた、選択です。笑)

仕事柄、いろいろ考えて選択しなければならないシーンも多々あります。
悩みに悩んで、失敗することもあります。
そんなこんなを経て、今やっぱり思うのは、自分がどう感じるか、楽しいかどうか、
なんだか気持ちが乗らないとか、先のことはわからないけどこっちがいい気がするとか。
そういう、内側からくる感覚、直感というのでしょうか、そういうのを優先すると、
とてもスムーズに行くことが増えてきました。
誰かとのコミュニケーションの中でも、そういう感覚を働かせながら、
時に周りの人に助言をいただきながら、自分が納得する「選択」をしていきたいな、と思います。

スープも絶品でした。お野菜たくさんはほんとに嬉しい。

ミルク粥のようなお料理だったような。彼女が頼んだメニューも撮影。笑

デザートも満喫。BIOなのに、味も見た目も納得。でもかなりお腹いっぱいになりました…。

Sachiko Moritaさんの作品。2枚目に購入したのはマッシュルーム。
ちょうどパリでブラウンマッシュルームにハマったタイミングもあって。

1回目は駆け足だったので、2回目はアンジェ城に入館。さすが世界遺産だけあって壮大でした。

あまりの高低差がちょっと怖かったけれど、この見晴らしは絶景。また旅に出たい。




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