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Comfortable

JUL 19, 2o2o
Comfortable

”心地よい”


我が家には猫が2匹、以前のblogに載せた
サバトラ白のウリと、この黒猫のツナがいます。

この黒猫ツナが、今月に入ってから少し体調が良くありませんでした。
そもそも、お世話好きなツナは、妹分のウリの分までグルーミングをするので毛玉がたまりやすく、
それ故に毛玉をもどしやすいコなんですが、今月は一度戻すと嘔吐いてしまって回数も増えてしまったので、
おかしいなと思って病院へ連れていきました。
食道に炎症を起こしてるかもしれないからと、吐き気止めと炎症を抑える粉薬を処方してもらったのですが、
普段食べない猫缶(いつもはカリカリ)に混ぜたらきっとわからないだろうとあげてみたけれど、
しばらくなめたら、プイっとして、ウリのを食べようとしたり、自分のには砂かけのしぐさをする始末…。笑
薬を入れてないと食べるのに、さすが猫!とばかりに感心しつつ、薬を摂ってちょうだい〜と悩ましい日々が続きました。

試行錯誤して、結局はいつものカリカリを少しだけにして、それに薬をまぶしてしっかりと絡ませてから、
大好きなかつおぶしを多めに混ぜ混ぜすると、薬の香りがわからなくなるのか、やっと摂取出来るようになりました。
おかげで、吐き気も止まって、(食欲はもともと減らなかったのですが)落ち着いてきたところです。
2匹には同じ様なものを出さないと、別の器のも食べ合ってしまうので、ウリにも猫缶を混ぜたりの
試行錯誤につきあってもらっていて、猫缶が気に入ったウリはまたカリカリに戻ったのがちょっと不服そうです。笑

それにしても、猫というのは、心地よい場所、心地よいもの、好きな食べ物、にとっても正直です。
そして、その猫ごとに違います。それは本当に人と同じ。みんなそれぞれに違いがあって面白い。
ツナの心地よい場所は、景色が見える窓のそばにあるキャビネットの上と出窓の上、ベンチに座った私の隣のスペース、
クローゼットの上。高い場所でまったりすることと、私にお尻をたたいてもらうのが好きで、
別の場所にいても私と目が合うと、「あ!気づいた!ね、たたいて欲しいんだけど!」と鳴きながら(多分・笑)
私の横へ走ってきます。

サバトラ白のウリが好きな場所は、ツメ研ぎ用の麻のカゴと、ソファの背もたれのへこんだ部分、
外が見える出窓のコーナー、そして私のベッド。
私がベッドに行く気配を察知すると、「あ、もう寝るの?私も行くー!」とばかりに走ってきて、
ベッドに先回りするか、私がベッドから呼ぶと必ず「はいはい、ちょっと待って〜今行くー」って感じで来て、笑
私の横でゴロゴロと喉をならします。
最近のお気に入りはラフィーガーゼのケット。これをふみふみしながら、私の横で寝るのが日常です。
(そのふみふみのおかげで、もう穴があいてしまいました…。)

猫であっても環境や状況によっては、ガマンしない、ということではないと思うのだけど、
(そして、そういう状況にしないようにしなければならないでしょうが)
今ある環境に馴染んで、人や他の猫とほどよい距離感を持ち、お気に入りの場所を見つけて、
いかに自分が居心地よく過ごすかをわかって行動するのがうまいなあと思います。
もともとツナは、ムギという名前をつけたコと姉妹で保護猫として譲り受けましたが、
ムギが病気で生後5ケ月で天国へ行ってから、ものすごく寂しがって、
仕事から帰宅した私の肩に乗ってしがみついて離れない時期が続き、
その後出会ったウリを連れてきてからは、かいがいしくお世話をしていくうちに落ち着きました。
2匹の関係もお互いにすっかり慣れて、時にお互いを尊重し、時に2匹べったりとくっついて寝たりして、
それぞれのお気に入りの場所があり、ものがあり。2匹しかいませんが、その距離感の取り方に感心します。

人ももっと、こうやって、自分がなにが好きで、何に心地よさを感じて、
それが誰かと違ってもいいんだと、もっと自分に正直になってもいいんじゃないかと思ったりします。
そうすることで、自分もそうだから、あなたもあなたのそのままでいいんじゃない?と
違うことを受け入れられるような気がします。
考えすぎていると、ガマンしているということにも気がつかないこともあるかもしれません。
それほど、人というのは「思考」で行動しているんだろうと思うことが多々あります。
テレビから得る情報、人から聞いた話、人間関係、自分の今の環境….。
意外に、自分がどう感じるか、という理由で選択することの方が少ないんじゃないかと思います。
誰かに悪いから、人の目があるから、人から非難されてしまうかもしれないから…。
そういう選択肢の方が多いかもしれません。
なんかいいなぁと思ったらどの部分がよかったのか、嫌だなぁと思ったら、どうしてそんな感情になったのか、
自分の内側を確認してみることを習慣にしていると、自分にとっての居心地の良さを実感するのかもしれません。
そして、それを選んでいいんだ、と思えると、いろんなことが変化していくことに気がつきます。

私自身、自分の「嫌」を随分体験してきたことで、その反対の「好き」があぶり出されたように思います。
そして、それを自分の為に自分を尊重することで、他の誰かとの違いを尊重する術を覚えて行っているんだなと、
出来事があるその都度に思います。
窮屈なのが嫌、息苦しいのも嫌、なんだか居心地よくないというのも嫌、そこに意識が行くのも嫌。
だからこそ、そうならない居心地の良さを求めて、いろんなことを選択していて、
日常の些細なことも、仕事の様々な選択も、そこから為されているんだと思います。
みんな違ってていい、そして誰かとのその違いや同じことが居心地よかったら、それは大事にしたらいい。
そんなことを、我が家の猫たちと過ごしていて、教えてもらっている気がします。

ラフィーガーゼケットがお気に入りのウリ。




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